変わった名前の神社「穴八幡」は商売繁盛、財運金運上昇の「一陽来復」の御札で有名
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一陽来復の御札、いつから?
金融関係の人に人気のある「財運・金運上昇、商売繁盛のお守り」、穴八幡の「一陽来復」の御札は毎年、冬至から節分までの配布になります。次の配布は2021年12月22日(水)から2022年2月3日(木)までになります。初日は2020年は朝5時から開始されています。
新宿区にある穴八幡神社
新宿区周辺には、ちょっと気になる名前の神社が多いように思います。
穴八幡 水稲荷 抜弁天 牛天神など
一文字+神社の名前ですが、他ではあまり見かけないような気がします。
通りががりにちょっと覗いてみました。
穴八幡の穴は「神穴」の穴
早稲田(東京都新宿区西早稲田二丁目)にある穴八幡宮は、その名前の由来が「神穴」。
話は古く、寛永十八年(1641)という、(この頃は世界史的にみるとJ.S.バッハの生誕年が1685年で、音楽史的にみると、ルネサンスからバロックへの変遷期くらいの時期だと思います。)
その寛永の時代に、社守の庵を造るために、南側の山裾を切り開いたところ横穴が見つかり、この横穴から金銅の阿弥陀如来像が出現したというのがその由来のもとで、瑞祥(ずいしょう)のあった神穴がある事から「穴八幡宮」と呼ばれるようになったそうです。
もともとの名称は高田八幡宮。
瑞祥:めでたいことが起こるという前兆。吉兆
北側(早稲田通り沿い)には北参道の入り口と、北参道と表参道の中間地点にも鳥居があります。
Google mapのストリートビューでは、この鳥居は写っていないので、最近建てられたものと思いますが、詳しい情報はありませんでした。
一陽来復の御札
冬至から節分まで
早稲田通り、諏訪通りは毎朝の用に通るのですが、ある日大勢の人が早朝から列をなしていて、「何事?」と思い、調べてみました。
江戸時代から続く風習で財運・金運上昇、商売繁盛のお守りとして人気となった「一陽来復の御札」がもらえるのが。冬至から節分までの期間で初日となる冬至の日は、毎年金融関係の人や、商売繁盛、金運アップを願う人で早朝から大行列になるそうです。
一陽来復
一陽来復とは、調べてみると「よくない事の続いた後にいい事がめぐって来ること。」「冬が終わって春(新年)が来ること。」「悪いことが続いた後に幸運が開けること。」「陰暦十一月、冬至のこと。」「陰が窮まって陽にかえること。」などが意味としてヒットしました。
易経で陰暦十月が6つある陰陽のうち、6つ全てが陰になる月で、陰暦十一月がは1つが陽になることから、まだ弱い陽(一陽が)が複数になる(来復)ような願いが込められているようです。
最近では2020年12月21日(冬至)より2021年2月2日(節分)までが御札の授与期間で、
毎年「一陽来復の御札」の時期は御朱印は対応していないようです。
穴八幡 アクセス
地下鉄:東京メトロ東西線「早稲田」駅から徒歩3分ほど
変わった名前の神社「抜弁天」の記事はこちら→「抜弁天の抜けは切り抜ける、通り抜けるの抜け」