変わった名前の神社「水稲荷」は堀辺安兵衛の碑がある霊水スポット、眼病、水商売、消防の神様
新宿区周辺には、ちょっと気になる名前の神社が多くあります。
水稲荷 穴八幡 抜弁天 牛天神など
一文字+神社の名前 他ではあまりないような気がします。
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水稲荷の「水」は霊水
早稲田(東京都新宿区西早稲田三丁目)にある水稲荷は、その名前の由来が「霊水」から来ています。
もともとの名称は「冨塚稲荷」。
歴史はかなり古く941年(天慶4年) - 平安時代中期の貴族で百足退治伝説でも語られることのある俵藤太の別名を持つ、藤原秀郷(ひでさと)という人物が冨塚の地に稲荷大神を勧請し「冨塚稲荷」と命名したのが創建の経緯です。
元禄15年(1702年)に境内にある 椋(むくのき)の根元より霊水が湧きだし、その水で眼を洗ったところ、眼病がたちまち治ったとされ、江戸市中に眼病に利くとして評判となり、火難退散の神託が下ったことから「水稲荷神社」と改名されました。眼病のほか水商売および消防の神様として有名になっています。
根元より霊水が湧き出た椋は、長い間ご神木として人々の信仰を集めました。昭和二十年(1945)5月、戦災により社殿ともに焼失しましたが、大椋の根元だけは残り現在も境内に大事に保管されています。
参道の入り口は石段
高田馬場方面から早稲田通りを東へ進み、西早稲田の交差点を左折して坂を下って
目白通りへたどり着く途中に水稲荷の鳥居のような鉄骨がある石階段の入り口があります。
堀部安兵衛の碑
参道入口からすぐ左側に「堀部安兵衛の碑」があります。