ブルーレイ録画ディスクがエラー、永久保存用ならBD-R(1回録画用)を使おう
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録画の保存用にはBD-RWではなくBD-R
だいじな録画を長期保存用にする目的なら、一度録画したら書き換えられないBD-Rを使おう。
書き換え可能なBD-RW(リライタブル)はデータの編集や消去、移行ができるので便利ですが、長期保存には適していません。永久保存版には1回録画用のBD-Rをつかうのがおすすめです。
ブルーレイ・ディスクがエラーになって再生できなくなる
歌番組で好きなアーティストが出ている部分を編集してブルーレイ・ディスクにダビングしてお気に入りのプライベート盤を作るのが趣味みたいなところがあって、作っていく過程でどんどんとトラックが増えていくのが楽しみだった。
ところがある日突然、「書き込みエラー」が発生。ダビングをやり直すとうまくいく場合もあるが、ディスク全体のデータがどこかで狂い「再生できないディスク」と認識されてしまったことがあった。
その後は注意しながら同じようなディスクを作っていたが、ある程度録画数が増えたところで、またしてもディスクが再生できなくなった。
エラーディスクになる原因は不明
ディスクは完全にクリーンな状態で使っているので、ホコリ・ゴミなどの異物が原因ではないようだ。それにもし異物が原因なら目視でわかるはずだし、取り除けば問題は解決するはずだとも思う。
自分が使っていたのはBD-RW(DL/2層 50GB/360分)で台湾製のVerbatim(バーベイタム)というわりと流通しているブランド。このVerbatimは1969年にアメリカで生まれた記録メディアのブランドでしたが、三菱ケミカルグループ(三菱化学メディア株式会社)を経て、2020年より台湾CMC Magnetics Corporationのブランドとなっています。現在の日本の代理店は記録メディア製品で知られるI.Oデータ(アイ・オー・データ)になっています。
このブランドの記録ディスクは国内ブランドのSONYやTDKよりもエラーが少ないとの評判でしたので使っていましたが、編集して録りためていたディスクが2枚ダメになりました。
原因はおそらくBD-RW(リライタブル)の録画ディスクを使っていたことで、記録後も編集、消去などの書き換えが可能なために、なんらかの原因、拍子でデータが狂ったのだと思います。
リライタブル・ディスクBD-RWを使っていた理由
ブルーレイの場合、DVDと違って、R(一回録画のみ)とRW(書き換え録画可能)の価格差がそれほど開いているわけではありません。
ならば使いやすいRWが便利である。ディスクに書き込み後も自由に編集できるだけでなく、ディスクからHDDレコーダーにデータを戻すこともできるので使いやすい。しかしデータが消去できるということは、あとから何らかの原因で意図しないデータの損失が起きてしまうリスクがあり、自分は2度も経験してしまった。
一般に市販されている映画や音楽ライブの映像ブルーレイのようにやはりデータが書き換えることのできないもののほうが長期保存には適しているよう。
BD-Rは追加記録できる
DVD-Rの場合は1回データを書き込むと、ディスクの容量がいくら余っていようとも、あとから追加することはできなかった。
だからハードディスク側で容量(収録時間)目一杯になるように編集を行ってから、DVDディスクにダビングする必要があった。
しかしブルーレイの場合は、一回録画用でも容量に達するまで追記ができるので、使いやすくなっている。
BD-Rに保存しよう
HDDレコーダーから番組等を編集して、永久保存版をつくるには、BD-R(1回録画用)が安全だ、BD-RW(書き換え録画可能)のように途中でデータが失われる可能性が極めて低い。
ただし、注意点としては、あとから編集できないので、不要な部分は予めきっちり編集しておく必要がある、例えばディスクにダビングしてあとから、やっぱりこの部分は必要ないと思っても消すことはできない。またチャプター分割もダビングしてからはできないので編集作業に時間がかかることになる。
こうした作業は趣味として考えると、ある面楽しい作業なので、あまり苦にならないかもしれない。それよりもせっかく編集して作り上げたディスクが途中でエラーをおこし、おしゃかになってしまうストレスがなくなるのは大きい。これからは値段の若干安いBD-Rを使っていきたい。
ファイナライズしていなくて見れなくなっていたDVDが復活、再生できたが注意が必要