日本の食料自給率、品目別、主要国との比較、カロリーベース、生産額ベースとも低い水準
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日本の食料自給率は38%
品目別
2019年(令和元年)の農林水産省のデータ(カロリーベース)によると
米 97%
卵類 96%
野菜 79%
イモ類 73%
牛乳・乳製品 56%
魚介類 52%
肉類 52%
果実類 38%
砂糖類 34%
小麦 16%
大豆 6%
ちなみにTVのバラエティー系クイズ番組(NTV系)『あなたは小学生より賢いの?』(2021年6月4日放送)のなかの問題としては次のような出題がありました。
「次の品目を日本の食料自給率が高い順に並べ替えなさい」
A 小麦 B 野菜 C 米 D 大豆 E 魚介類 F 果実
答えは
米 97%
野菜 79%
魚介類 52%
果実類 38%
小麦 16%
大豆 6%
大豆が一番自給率が低いという事実は意外に知られていないように思いますが、いかがでしょう?
大豆の自給率が低い理由
大豆は味噌、醤油、豆腐、納豆など日本人の食生活には欠かせないものですが、食料自給率が低い主な理由として、大豆は面積に対しての収穫量が少ないので広大な土地が必要なため、日本では大豆農家が少ない理由で、自給率が低くなっています。
世界主要国の食料自給率
カロリーベース/生産額ベース
カナダ(255%/120%)
オーストラリア(233%/133%)
アメリカ(131%/90%)
フランス(130%/83%)
ドイツ(95%/66%)
イギリス(68%/66%)
イタリア(59%/82%)
スイス(52%/66%)
日本(38%/66%)
農林水産省による、食料自給率の国際比較を行うための世界主要国の食料自給率の試算。日本の食料自給率は、これらの国と比べて、カロリーベース、生産額ベースともに低い水準にあることがわかります。
カロリーベースとは「1年間に消費する食べ物を熱量(カロリー))に換算して、国産農産・水産物でどれだけまかなえるか」を計算したものですが、生産額ベースは複雑な計算式で割り出されるので、カロリーベースをデータの基本としたほうがわかりやすいと思います(現状としてのイメージがしやすい)。
またこのグラフだとアジア諸国(中国、インド、ロシア)などが含まれていないので世界的な把握にはならないようです。
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