夏カゼについて、その原因と予防のために気をつけたいこと~体温と夏の諸症状
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夏風邪の原因はウィルス
風邪というのはウィルス感染によっておこってきます。夏に活動的になるウィルスも存在します。それがアデノ・ウィルスやエコー・ウィルス、コクサッキー・ウィルス、こういったようなウィルスが夏カゼの原因ウィルスの代表的なものです。そもそもウィルスというのは、私たちの体の中でTリンパ球の働きによって監視されています。
Tリンパ球というのは胸線で教育を受けます(Tは胸腺[Thymus]の頭文字)。その胸線で教育を受けるためには、脳からある重要な物質が出ることが必要です。その物質がメラトニンです。
つまりメラトニン⇒胸腺⇒Tリンパ球 というこの生産ラインを確立することが、夏であろうと 冬であろうと、風邪にかからせないようにするための最も重要なポイントです。
難しい話はさておいて、夏風邪を予防・治すためにはメラトニン(成長ホルモン)の分泌がキーになります。
予防物質メラトニンを分泌させる
それではメラトニンを分泌させるには、どうしたら良いのでしょうか?
早起き、早寝、そして真っ暗にして寝るということ、睡眠が非常に大切なんだということです。
このメラトニンというのは体内時計によって分泌される時間も決まっています。
そしてまた、メラトニンのスィッチも朝であるということですので、早起き、早寝するということが メラトニン⇒胸腺⇒Tリンパ球 という生産ラインを最大限、上げるためには最も重要なことであるわけです。
睡眠の時間でありますが、朝7時までには起きて、遅くても夜11時までには就寝頂くということによってメラトニン分泌を介して胸腺⇒Tリンパ球 この生産ライン を上げることが、夏風邪を治すうえでも、予防するうえでも最も大切なポイントです。
現代人の忙しい方々に、なかなか早く寝るというのは大変なことであるということは重々承知です。
夏場というのは体力を消耗しがちな季節になります、これは雨期も一緒であります。
こういう時だからこそ、睡眠の時間を、睡眠の質を確保していただき免疫力を上げるということに意識を持っていただき、結果として体温を正常に維持するということが風にかかりにくい体勢作りをするということで重要なことになります。
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