夏のダイエット、極端な食事制限はリバウンドにつながる~体温と夏の諸症状
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極端な減食は基礎代謝を低下させる
食べる量を極端に減らすことによって、確かに見た目の体重が減ることはあります。しかしここで起こる問題点はリバウンド現象です。心臓・肝臓・脳などは安静にしている時でもエネルギーを消費しますが、エネルギーが不足すると、この基礎代謝が低下してきてしまうのです。つまり細胞を作り出す能力が低下することになるので、乾燥肌、のども乾燥し皮膚の弾力性は失われる、見た目でも血色が悪くなります。これが夏の期間だと夏バテや熱中症にかかりやすくなり危険な行為となります。
では上手にダイエットするにはどうしたら良いのか?
カロリー制限は標準の8割が目安
普段食べすぎの人は、カロリーリストリクション(カロリー制限)、自分自身の身長から割り出した標準体重の摂取カロリーの、その8割相当のカロリー摂取量にすると体に良いことが起こってきます。
しかし一日一食しか食べない、しかも夜しか食べないとなると、体内時計の中の子時計(この子時計は食事の時間によってコントロールされます)がずれてきます。
朝食を摂らないことによって、次に食べる食事がエネルギーを貯蓄しようとする方向に働き、要するに脂肪酸合成と言って、太る方向に体質が変化してしまうことになります。
一日のトータルカロリー摂取量を8割に抑えることは重要ですが、それをたった一食の食事で摂るということになると、かえってリバウンド現象を生みやすくなる、太りやすい体質を生んでしまいます。
低体温の人のダイエット
低体温というのは体自体の代謝機能が低下してしまい太りやすい状態にあるということです。
低体温の方がダイエットをしようとする場合、まず正常体温にすること。3カ月はかかりますが、バランスの良い食事と、運動と睡眠によって必ず正常体温に戻ってきます。そうすることによって少なからずダイエットにプラスに働きます。まず低体温を改善してからダイエットに取り組んでください。
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