夏バテのメカニズムと予防対策、空調設備による弊害~体温と夏の諸症状
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夏バテを起こすのは
私たちの体は高温多湿な状態であっても、エネルギーを消費することによって、体温を正常に保とうとしています。しかしこうした負担が強くなってしまったり、かなり長引いてしまうと、体にたまった熱を外に放出することができなくなってしまいます。このような状態が夏場に起こることを夏バテといいます。
(夏バテの状態)
現代の夏バテ
冷房のなかった時代は猛暑によって体力が低下し、食欲も低下するという、いわゆる夏痩せが夏バテの主症状でした。しかし現代は空調設備が整って気温と湿度の急激な変化が原因で自律神経系のバランスが崩れてくることが問題となっています。
全身の細胞は60兆個、そしてその細胞に栄養と酸素を供給するのが血液です。
その血液を供給する一番重要なのが毛細血管。毛細血管は自律神経の調節によって「開いては閉じ」「開いては閉じ」を24時間繰り返しています。気温と湿度の急激な変化により自律神経系の調節機能の低下、その結果良くある症状としてはとにかくだるい、食欲がない、思考過程も低下してくる。ひどくなってくると頭痛や発熱、目眩などを来すことがある。このような症状を総称して夏バテといいます。
(夏バテの症状)
夏バテの予防対策
症状自体は自律神経の障害による症状といます。
対策としてはミトコンドリアの機能を上げることが大切です。
予防策としては次のことを提案したいと思います。
①適度な運動、早寝早起き、真っ暗にして寝る。
②夏だからこそ睡眠の時間に配慮。
③食材は今まで以上に野菜を中心とした抗酸化食材、
④魚や豆類を中心に、肉なら鶏の肉を中心とした良質のたんぱく質の摂取。
梅雨の時期、高温で多湿な時期にも夏バテの現象は起こるので
いまから準備するれば夏バテ予防には効果があります。
熱中症に関してはこちらの記事もどうぞ→低体温と熱中症の関係について