ストレスに打ち克つアミノ酸GABAを多く含む食材と手軽に摂れる食品
Table of Contents
GABAを多く含む身近な食材
ストレスに打ち勝つための3つの食材
結論としてストレスに打ち克つ食材としては身近にある次の3つを意識して覚えれば良いと思います。
トマト、じゃがいも、かぼちゃの3つはGABA(ギャバ)というアミノ酸を多く含む食材です。
近年はGABAが注目され、GABAを含むチョコレートやガムなどもコンビニで見かけるようになりましたが、
GABAを多く含む食材を意識することで、サプリメント的なものに依存せずにすみます。
このGABA(ギャバ)を多く含む食材を摂ることによってストレスに打ち克つ能力がつくことが期待出来ます。
現代社会はストレスに溢れている
実際にストレスといっても、経済的なストレス、仕事上のストレス、恋愛関係のストレス、家庭内でのストレスなど、原因はたくさんあると思います。
ストレスといっても実は少なくとも2つ種類があることを押さえておきましょう。
例えば、ゴルフなどのイベントの前の晩、子供のときには遠足の前の晩、興奮して眠れないようなことがあるとすると、これは身体にとっては良いストレスで、「優ストレス」というのが働いている状態で、身体にとっては良いことです。
これに対して身体に良くないストレス、「ディストレス」といいますが、睡眠不足(明かるい場所で寝るような質の悪い睡眠)、あきらかな運動不足、過食、精神不安定、イライラ、自分の中では意識しているストレスももちろんですが、無意識にストレスになっているものもあります。
こうしたストレスに対して負けないための食材として、アミノ酸のGABAが豊富なトマト、じゃがいも、かぼちゃを食材としてとることをが提案できると思います。
ストレスを感じる仕組み
小腸という臓器がありますが、この小腸は癌にかからないことが知られています。
それには次の3つ理由があげられます。
1つは小腸にはTリンパ球を中心とした免疫細胞が、身体全身の70%存在しています。
2つ目は肉や魚の焦げを代表とする発がん性物質が身体に摂取された場合に、これを無害化する酵素が身体には備わっています。この無害化する酵素が小腸に多いというのがその理由です。
3つ目の理由は小腸には脳とのネットワークが無いということです。わたしたちがディストレスを受けた時に、脳からのネットワークがないということは、ストレスによる影響が全くないということを意味します。
つまりストレスというのが癌などの以上を引きおこし、身体に良くないということがわかると思います。
GABAを摂取するための食品
トマトジュース
ストレスがかかっていることは頭では理解しているが、なかなか生活習慣を改善することに結びつかない、難しいという方には、このかぼちゃとじゃがいもとトマトを一日のうちに1回よりは2回、3回と食材として意識して取っていただきたいと思います。
特に簡単な食品としては、トマトジュース、リコピンなども豊富でトマトジュースを飲むことを習慣化すればストレスに打ち勝つ、ストレスに負けない体作りにつながると思います。
発芽玄米
発芽玄米とは玄米に少量の水分を与えわずかに発芽させたものです。
発芽玄米は玄米よりも栄養面からも非常に高く注目されています。発芽玄米はのGABAの含有量は白米の10倍になります。
玄米をわずかに発芽させることによって、酵素が活性化し、芽を出すために必要な栄養を玄米の内部に増やしていきます。発芽玄米に含まれるカリウムやマグネシウムといったミネラルや不飽和脂肪酸は、高血圧症の改善に、鉄分は貧血症の改善に効果があります。また食物繊維も豊富のため肥満症改善にも適しているようです。
GABA豆知識
機能性表示食品としては「高血圧を下げる」効能
「GABA」はGamma-Amino Butyric Acid(γ-アミノ酪酸)の略で「ギャバ」と呼ばれています。
トマトやカカオなどに多く含まれることが知られています。
人間の体内でも作ることができ、脳内にも存在し、緊張やストレスなどを感じると、それをやわらげるためにGABAが出て、脳の興奮を鎮める働きがあると言われています。また、GABAは睡眠の質を高めたり、高血圧の人の血圧を下げる機能があることも知られています。GABAを含む食品は「高血圧を下げる」効能があるという機能性表示食品として販売されることもあります。また特定保健用食品(トクホ)でもGABAを関与成分とする血圧高め対策の商品が11品目あります。
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