免疫力を高めるハッピーホルモン、セロトニンを分泌させる運動とその精神的・健康効果
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セロトニンが免疫力を上げる仕組み
免疫力を上げることで知られている「セロトニン」は俗に日本語で幸せホルモン、英語でハッピーホルモンと言われています。夜間に分泌されるメラトニンと違ってセロトニンは日中分泌されます。時間帯で言うと朝5時頃から分泌されはじめ日中にかけて高くなり、夕方くらいから徐々に低下してゆきます。
このセロトニン実は成長ホルモンであるメラトニンの原料となるもので、日中セロトニンが分泌される量が多ければ、夜それだけメラトニンに変わるわけですから、睡眠をより良質なものにして、その結果として免疫力がより上がり、体内時計の乱れを調整するなど、非常に良い体内の循環サイクルに結びつくわけですので、日中にセロトニンが分泌させるということが、健康を維持するための最重要ポイントになるというわけです。
セロトニンを増やすには
ではこのセレトニンを分泌させるためにはどうしたら良いのでしょうか?
この点でも実は「運動」ということが不可欠です、といっても筋トレやランニングなどの負荷のかかるものでなく、より軽く実行可能な毎日のウォーキング、散歩などが有効ですので、生活習慣としてぜひとも採り入れていくとよいと思います。
そうすることによって、日中セロトニンが分泌され、仕事の効率性が計られ、そうして夜、良質な睡眠によってメラトニンを介して胸腺、優秀なTリンパ球が作られるという良い健康サイクルが生まれるというわけです。
うつ病(鬱病)の処方薬としても使われるセロトニン
日本で鬱(うつ)病の患者さんに対して、精神科のお先生から出される薬にSSRIというものがあります。これはSerotonin Specific Reuptake Inhibitorsの略語ですが、簡単に言うとセロトニンいう物質だけを特異的にあげていこうとするための薬です。
やはりこのハッピーホルモンと呼ばれるセロトニン自体を薬によって上げていこうとするのには一定の効果があるわけですが、副作用としてホルモンのバランス異常なども考えられますので、提唱したいのは、できるかぎりこういった薬に頼らずして、脳の中からセロトニンを必要な量だけ最大限に分泌させるということが大切であると考えます。
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